
『日本橋・こいのぼりなう!』展示風景 日本橋三井タワーアトリウム 2025年 Photo. Nacasa & Partners
日本を代表するテキスタイルデザイナーの須藤玲子氏(NUNO主宰)は、展示デザイナーのアドリアン・ガルデール氏とともに、3月13日(金)〜29日(日)の期間、東京日本橋エリアで開催される「Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2026(以下、TCS日本橋2026)」に参加。
インスタレーション作品『続・日本橋こいのぼりなう!』を、日本橋三井タワーアトリウムにて公開する。
クラフト(手工芸)の価値を生み出す現場にフォーカス

「TCS日本橋」は、ファッションとデザインを中心としたクリエイティブの祭典「Tokyo Creative Salon 2026」の一環として開催されるイベント。
日本橋エリアは、イノベーションの中心地として、人や文化、技術、知恵など様々なモノやコトの架け橋となり、新たなものを生み出し続けてきた。「TCS日本橋」では、“Nihonbashi Open Craft”をエリアコンセプトに、日本橋に現存する多数のクラフト(手工芸)の価値を生み出す現場にフォーカスし、コンテンツが展開される。
『こいのぼりなう!』について

『日本橋・こいのぼりなう!』展示風景 日本橋三井タワーアトリウム 2025年 Photo. Nacasa & Partners
『こいのぼりなう!』は、鮮やかな色彩のテキスタイルによる「こいのぼり」が大空間を埋め尽くし、躍動感あふれるランドスケープを生み出すインスタレーション作品。

Photo. Masayuki Hayashi
同作は、テキスタイルデザイナーでありNUNO主宰の須藤玲子氏と、

Photo. Tony Wu/Yuz Museum
フランス人デザイナーのアドリアン・ガルデール氏との協働により制作された。

『こいのぼり』展示風景 フランス国立ギメ東洋美術館(パリ)2014年 Photo. Studio Adrien Gardère
作品の目的は、須藤玲子氏の創作の根幹を支える、日本の優れた染色・織りの技術を、より幅広い観客に伝えること。
2008年にワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ舞台芸術センターで最初に発表されて以来、国内外を巡回し、パリ、東京、大分、香港、岐阜、水戸など各地で展示され、行く先々で多くの人を魅了してきた。
三井タワーアトリウムを舞台に、新しい空間体験を創出
2025年の「TCS日本橋2025」では、伝統と革新が交錯し、数多くのクラフト(手工芸)が息づく街・日本橋で初となる「こいのぼり」の展示が実現。

齋藤精一氏/Photo. Muryo Honma(Abstract Engine)
日本橋エリアで2回目の開催となる「TCS日本橋2026」では、『続・日本橋こいのぼりなう!』として、日本橋界隈のものづくり関連企業24社とのコラボレーションによる特別な「こいのぼり」27点が制作された。その現場を収めた齋藤精一氏(パノラマティクス主宰)による映像とともに、新たな空間構成で披露される。
今年の空間構成のテーマは「環(わ)」。ものづくりの街・日本橋とNUNOの環が交差することで、巡り生まれる新たな出会いや創造が表現され、昨年同様に会場となる、三井タワーアトリウムの大空間を舞台に、新しい空間体験を創出する。

箔座の職人から箔の扱いについてレクチャーを受ける須藤玲子氏

東レにて、作品に使用する高機能素材「uts-fit」を前に打ち合わせ
手ぬぐいや組紐など伝統的な手仕事から、箔押しを施したもの、宇宙産業にも採用される最新テクノロジーまで、参加企業から提供された多様な素材や、日本橋ゆかりのモチーフを須藤玲子氏とNUNOのメンバーが新たにデザインしたテキスタイルを用いた、ここでしか見られない「こいのぼり」の表現に注目だ。
ギャラリーツアーなども開催

「さわって布」と映像コーナーの様子 『日本橋・こいのぼりなう!』展示風景 日本橋三井タワーアトリウム 2025年 Photo. Nacasa & Partners
また会場では、インスタレーションに連動して、作品に使用した布に実際に触れながら、それぞれの布の背景を学べる「さわって布」や、齋藤精一氏と映像ディレクターの本間無量氏による、布づくりの現場を収めた映像を投影するコーナーを展開。日本橋をはじめとする、日本の豊かな染織文化や職人技を体感できる展示内容だ。
さらに、3月20日(金)13:00〜/15:00〜には、日本橋三井タワー1Fアトリウムにて、須藤玲子氏によるギャラリーツアーを開催。『続・日本橋こいのぼりなう!』の見どころや制作の裏側を、須藤玲子氏が解説してくれる。
ギャラリーツアーは参加費無料、定員先着20名。Peatixにて申し込み受付中だ。
日本橋の伝統と革新、そしてNUNOの創造の輪が交差する『続・日本橋こいのぼりなう!』を見に、日本橋三井タワーに足を運んでみては。
■Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2026『続・日本橋こいのぼりなう!』
期間:3月13日(金)~29日(日) ※会期中無休
時間:11:00~20:00 ※展示の鑑賞は施設の営業時間に準ずる
場所:日本橋三井タワー 1Fアトリウム 東京クリエイティブサロン2026 Open Craft Park内
住所:東京都中央区日本橋室町2-1−1
入場料:無料
ギャラリーツアー申込:https://peatix.com/event/4847841/view
「Tokyo Creative Salon Nihonbashi 2026」公式HP:https://tokyo-creativesalon-nihonbashi.com
(佐藤ゆり)